心電図

高LDLコレステロール血症の人は動脈硬化の危険大

動脈硬化の危険因子は数多くありますが、そのなかでも関係が明確にわかっているのが、血液中のLDLコレステロール(悪玉コレステロール)の数値が高い「高LDLコレステロール血症」です。

腹囲85cm以上の男性は要注意

血液中の過剰なLDLコレステロールによって血管の壁に傷がつき、そこからLDLコレステロールが入り込むことが動脈硬化のはじまりです。血管壁に入りこんだで溜まったコレステロールは活性酸素などで酸化されることで、超悪玉コレステロールのオキシステロールに変化し、周囲の細胞に炎症を引き起こしていきます。

高LDLコレステロール血症は、動脈硬化の危険因子であるとともに、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞、閉塞性動脈硬化症などの動脈硬化性疾患の危険因子でもあります。

高血圧、タバコ、高血糖、メタボリックシンドローム、運動不足、加齢も、動脈硬化のリスクを高める要因となります。血圧が高いと血管壁に常に高い圧力がかかっているので、血管壁が傷つきやすくなりLDLコレステロールが入り込むことを促進してしまいます。

タバコは、含まれている有害物質が細胞を傷つけたり、LDLコレステロールが酸化するのを促進したり、血管を縮めて傷つけたりします。血糖値が高いと、余分な糖が細胞を傷つけたり、LDLコレステロールの酸化を促進してオキシステロールの産生を増やしてしまいます。

メタボリックシンドロームは、高LDLコレステロール血症に加えて、高中性脂肪血症、高血圧、高血糖のうち複数が重なった状態を指しており、動脈硬化のリスクがかなり上昇します。

LDLコレステロールの数値が少し高い、中性脂肪の数値が少し高い、血圧が少し高い…といった1つ1つの異常はたいしたことなくても、これらの危険因子が複数重なると、動脈硬化のリスクは一気に高まってしまうのが、メタボリックシンドロームの怖い点です。

リスクが一気に高まる一因が酸化です。メタボリックシンドロームになると、体の酸化反応が強くなり、酸化物質が多く産生されます。それが炎症の元となり、動脈硬化を進みやすくします。また、メタボリックシンドロームを放置していると、多くの場合で糖尿病を発症します。糖尿病になると、血管の慢性的な炎症がさらに悪化し、血管はもろくなってしまいます。


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