心電図

腎臓の血管の動脈硬化による腎硬化症・腎血管性高血圧・腎不全

腎臓は腰のあたりに左右対象で2つある臓器で、老廃物を体外に排出したり、血圧を調整するなどさまざまな役割を担っています。動脈硬化が腎臓の血管に起こると「腎硬化症」や「腎血管性高血圧」などの障害が起こり、進行すると人工透析が必要になります。

尿たんぱくの検査数値に注目

腎硬化症は、腎臓の細い血管が、動脈の壁3層(内膜・中膜・外膜)全体が脆くなる「細動脈硬化」によって破れやすくなり、腎臓の機能が低下する病気です。腎血管性高血圧は、腎臓の動脈が詰まったり、詰まり気味になって血圧が上昇るう病気です。動脈の壁にアテロームがたまるアテローム性動脈硬化が原因となることが多く、50歳以上の男性に多く見られます。

腎臓には血圧調節機能があるため、腎臓の血管が動脈硬化を起こすと血圧は上昇します。高血圧になって腎臓に負担がかかると、ますます血圧が上昇するという負のスパイラルに陥ります。腎臓の動脈硬化がこわいのは、本人の自覚がないまま徐々に腎機能が低下する「慢性腎臓病(CKD)」という病気になることです。

CKDは国内で1300万人を超える患者さんがいると言われており、増加の背景には糖尿病やメタボリックシンドロームの増加があります。腎臓の機能は一度低下すると元の状態に回復することはないため、初期の段階で早期に発見して、進行を食い止めることが肝心です。

しかし初期には自覚症状がないため、治療の機会を逃してしまっていることが多く、立ちくらみや貧血、意義切れ、倦怠感、手足のむくみ、尿の量が減る(欠尿)などの症状が現れたときには、腎機能がかなり低下していることも少なくありません。腎機能が低下して腎不全になると、人工透析になしには生きていくことができなくなります。

検診の血液検査の項目にある「尿たんぱく」は、腎臓の異常を比較的早くから示しますので、高血圧や糖尿病、メタボリックシンドロームの人で尿たんぱくの数値が高い人は、専門医の診察を受けるようにしましょう。


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